口切りの茶事にてお菓子が出ました。亥の子餅なのですがお手製!餅系の菓子は作りたてが一番美味しく、それから固くなって行きます。それゆえに亭主は出来たての亥の子餅を作り出してくれました。その心遣いに感動、茶事とはそう言う物でしょう。
表千家の友人からのお誘いの口切りの茶事だったので裏千家流の八寸を教えて欲しいと言われて千鳥の盃を教えました。客に座りながら亭主の動きを教えるのは難しいと思いました。法則性をお伝えしました。飯と頂くのは菜(一汁三菜の菜)で酒と頂くのは肴、な...
友人の茶事の向付に紅葉鯛の湯引きと言うものが出て来ました。春はさくら鯛、秋は紅葉鯛と言うようです。真鯛の事です。季節によって呼び名が違うのは日本的です。
茶懐石のご飯は最初に炊き立てが出てきます。裏千家では一文字で食べ切り蓋を閉めておきます。表千家さんは丸で食べ切らずに少し残して蓋を開けたままにしておきます。なんでそういう違いになったのでましょう不思議なことです。
炉の季節になると汁が白味噌となります。料理がとても上手な友人は出汁を鮪節でとっているそうです。驚くほど美味しい。