長野新さん 新宿 柿傳ギャラリーにて
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新宿の柿傳ギャラリーにて、釜師の長野新さんや鎌倉彫の三橋鎌幽さんなどの展示会が行われています。呈茶もあります。新しい茶道具の世界に魅力されます。昨日お伺いしました。長野さんとお話しをしていろいろと釜の事を教えて頂きました。
長野さんとは以前より茶事でご一緒していたので久しぶりの再会でした。長野新さんは人間国宝の長野垤志さんの息子さんです。長野さんの釜の凄いところは、形が創作的な釜を作られる事となんと言っても鉄が和銑(わずく)であると言う事。和銑とは砂鉄と薪で作る鉄で四百年使えると言います。普通の鉄は洋銑なので鉄鉱石と石炭で作ります。これは40年しかもたないと言われます。和銑ですと型に流し込んだ時に洋銑より、かなりドロドロしていて形が造り難い為に細かな形を造るのが大変だそうです。和銑で作っている茶釜は道具屋さんから聞くと大西さんと長野さんぐらいと言います。それなので値段が高くなると道具屋さんから聞いています。柿傳ギャラリーで拝見してはいかがでしょうか。お勧めです。