出光美術館 茶の湯の床飾 5
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牧谿
なんと言っても牧谿、この薄い絵の感じこれこそ牧谿。
かつて、ある数奇者の方の茶事の時に書院に牧谿を掛けてくださり、腰が抜けんばかりの驚きをした事があります。
とにかく牧谿の筆は薄い。この薄い絵の空気感に仏法が溶け込んでいるそうです。
室町幕府東山殿のお宝帳の君台観左右帳記にも牧谿は記載されており、室町時代の国宝だったと言う事です。
いつ見ても薄いと思います。また、それが牧谿であり、見入ってしまいます。この時代に生きていなければ見ることもなかわない素晴らしいものです。