リクシルのローボルトライトと潮田東洋庵
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建材メーカーのリクシルの最新のカタログが届きました。
フェンスや門扉、カーポートなどご要望により取り付けをしております。
ただいま作業しております現場にてガーデンライトをリクシルで使う予定ですのでカタログの最新版で確認をしておりました。
ガーデンライトでローボルトという電圧の低いものがあり、さまざまなメーカーより出ております。
かつては庭のライトは100Vのものでした。しかし配線をする事に設備が大変な事や電気の配線には電気工事の資格が必要でした。
しかも、100Vは漏電した場合に家の家電までダメにしていまうし、素人の外構屋さんのいい加減な配線の施工も実際にたくさん見て来ました。
このローボルトは漏電しても家の電気に影響はまったくおよぼしません。
理由はトランスという物を付けて電圧を下げて配線するので万が一の漏電があってもトランスで防いでくれます。この取り付けは電気工事の資格が必要ありません。理由は電圧が低いので安全だからです。
これは電気代が安く抑えられる。
デメリットとしては配線を長くすると100Vより暗いです。しかし、一般住宅の敷地ですと全く気になりません。
たくさんのメーカーがありますが、取り付けのし易さや耐久性でリクシルを使う事になってしまいました。
昔のローボルトは本当に故障が多く、おすすめしませんでしたが今は全く性能が良いです。
ちなみに、リクシルは前身は東洋エクステリアなどの会社が集まって作られた会社です。
ご存知ですか、数奇者の東洋庵こと潮田洋一郎さんが初代リクシルの会長です。
潮田さんの茶会にお伺いした事がありますがとんでもない茶碗で茶の飲ませていただきました。本人のSNSに投稿しているので良いと思いますが、「古田高麗」という茶碗です。これは古田織部愛用で古田織部が切腹をする前にこれで茶を飲んだと言われる御所丸高麗茶碗です。三井美術館の高麗茶碗展や茶の湯展に出されている茶碗でガラス越しにお目にかかった方もいらっしゃると思います。
正客が当代の池田瓢阿さんで三客に座らせていただきました。
本当に素晴らしい茶碗でして。もちろん他の道具もこれと同等の素晴らしい道具ばかりで寄付ですら光悦の和歌でした。