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楚々として

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最近のsnsを拝見しておりますと椿の花が開いたものを入れてあるものを拝見します。

たしかに咲いた方が綺麗だと感心します。

しかし、蕾を入れるのが基本だと教わっておりますのでなるべく、咲きかけの蕾を入れております。

椿は中国の言い伝えでは数千年の時を経て来た植物とされ不老長寿をあらわしております。

蕾は一番、気が上がっている時、と言われるゆえに椿は蕾を入れると言われおります。

花を入れる時は余白を大事にしております。

楚々として、これを心がけております。

この花を入れた時にある先生より、巻紙で「楚々として美しい花でした。」と言葉を頂き、楚々として入れる事を心情としておりましたのでしっかり伝わったと胸が熱くなりました。

花入は令和最初の献茶式の御家元が御奉仕された日光東照宮献茶式で頂いた日光杉の古木の花入です。

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