建仁寺垣の造り替え8 胴縁
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かきつけをする横にして取り付けている竹を胴縁と言います。今回は片面なので丸い竹のまま取り付けます。
取り付ける高さはや数は自由です。庭師さんによってこれは違います。均等の高さにして取り付ける庭師さんもいます。
基本的には高さの間隔を変えて行くことが良いと思います。 均等やシンメトリーを外して造る事に日本人の美意識を感じることが出来ます。
ちょっと前までは釘で作っておりましたが、ネジとドリルで造った方が強度や仕上がりの美しさからネジで最近は造るようになりました。
釘の場合は金槌で叩くのでほんのわずかな隙間が空いたりする事があり、ネジをドリルで行うとその調整が上手くいきます。また金槌だと竹を叩き割れてしまう事が稀にあるのでネジの方が仕損じが少ないので確実です。
建仁寺垣を両面で造る場合はまた別の方法で胴縁を取り付けますが、それはまた別の機会でご紹介します。