建仁寺の造り替え7 割竹の注意点
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割竹を並べる時に注意するのは、竹の節が隣で並ばない事です。不幸せ(節合わせ)になるらしく昔から嫌われております。
また、少し隙間が空いても良いと言うこと、文化財の建物の周辺の建仁寺の依頼で隙間を数ミリ以下にして欲しいと依頼があり、割竹を全てカンナで削り数ミリ単位で調整した事もあります。
しかし、建仁寺垣の割竹の間が空いていないと風が通らないので、遮風の割合が大きくなり基礎を大きな基礎コンクリートで施工しなければ、法律的にダメになります。
なので建仁寺垣は風が少し通った方が良いと思います。
建仁寺垣は台風に弱く、老朽化すると強風で柱が折れる事がありますのでご注意ください。