亭主は東
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亭主は東と呼ばれます。
なぜ、亭主が東と呼ばれるようになったのは中国の生活史を拝見すると立場が上下の場合は堂という場所で上の方が北に下の者は南から謁見するようです。これも三国志などの席順を調べると一概には言える事でもないのですが、多くの場合立場が上が北、南が下の者と言われています。
しかし、同等の立場は室(しつ)という場所で東西の位置で対面したという事です。
客人はシルクロードの西からやってくるので西から来てそれを迎える者は東にいた事により、亭主を東と言うようになったとのことです。
そのような事が中国から伝わり茶室の方角なども決まっていたようです。
利休時代の事は実際に見る事は出来ませんが宣教師ジョアンロドリゲスの日本教会史には茶室の方角の事が書いてあり、京都と堺の茶室の方角の違いが書いてあります。
茶室、茶庭、お点前の方位は中国の古い文化が継承されているようです。