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初釜の準備

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新年には初釜をやられる先生方も増えており、その準備として都内にてお手入れをしてまいりました。

年が明けたらすぐに枝折戸を取り替える予定です。今やってしまうと竹の枝折戸の青さが抜けてしまうので青竹の枝折戸は初釜ギリギリまで取り替えないようにしています。

コロナが無かった頃は、大晦日の夜も竹を洗って新年の初釜の為に庭の竹を交換する準備をしていました。

職人さん以外は知らない事ですが、竹は綺麗に洗うのです。この冬の寒い時に水洗いなんです。ゴム手袋していても辛い作業です。

籾殻で洗う職人さんもいますが当社では替える量が非常に多い為に水洗いをしています。

もっと大量に洗う業者さんは専用の機械をお持ちになっています。

竹の量の関係で籾殻よりは早く洗いたく、機械を買うほどでは無いので当社は手で水洗いで行っております。

今は暖冬ですが、少し前までは夜に洗っていると地面が凍ってきたりしていました。竹は長いので室内で洗う設備を持っている庭師は東京には少ないのじゃないでしょうか。

コロナの関係で最近は初釜が無いので青竹に替える事が無いので慌ただしい年末年始は過ごしておりません。

今、茶道の先生方はほんとうにいろいろ工夫を考え抜いて初釜をしようとしています。

ほんとうに茶の湯を絶やさないように頑張っています。ありがたい事です。

ちなみに昔の日本語では緑色の事を青色と言っていたので緑の竹の事を青竹と言います。

 

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