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淡交12月号 茶庭の石

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茶庭の石の特集でした。とくに石灯籠のお話しでした。伝説の石工の西村金造さんの御子息、西村大造さんのお話しが載っておりました。面白く拝見させて頂きました。

庭師にとっては西村石灯呂点の石灯籠を使うのは夢であります。作品のレベルが別次元であります。それに伴い金額も別次元で個人の邸宅に置くと言うことはまず極めて少ないです。京都迎賓館などのお庭にある事で生きていく石灯籠だと思います。

かつて熊倉功夫先生から頂いた本に西村金造さんのインタビューがあり、その中に「かつては石屋の地位が低く見られていて、なんとか頑張って石屋の地位をあげなあかんわという思いがあったわけです。」

西村金造さんは、こつこつと職人として仕事をしてそれを成し遂げました。職人の鏡です。

最近は、こつこつと職人として地位を上げるよりも、芸術家のような振る舞いでSNSで発信している職人もおられます。それも新しい流れなのでしょう。

それにしても、西村さんの灯籠は凄い良いですね。やはり職人技はその人の人柄が出ます。

写真は熊倉先生から頂いた南遊行という本に載っておりました西村金造さんです。

 

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