炉開き3 善哉とお汁粉の違い
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炉開きには、善哉や猪子餅を食べますが、善哉とお汁粉は何が違うのかと疑問に思います。江戸時代の百科事典の守貞漫稿によると「京坂にては小豆の皮を剥かずに黒糖を加え、丸餅を煮る。号して善哉という」
それに対してお汁粉は「江戸は小豆の皮を剥き、白糖の下品もしくは黒糖を加え切り餅を煮る。号して汁粉という」
とあります。
京都の文化の茶の湯では善哉を食べるようです。
なぜ、炉開きで善哉かとの疑問ですが、かつて陰陽五行の先生からうかがった話しでは、小豆は赤で「陽」で丸餅は丸でこれも「陽」
陽と陽で陰の炉を開くのでそのようにするのです。とおっしゃっておりました。
陰陽五行の方は何でも陰陽に例える事もお有りになりますのでそれが本当の理由かは存じませんが、いずれにせよ。
美味しい善哉を食べ、濃茶を飲むと言う。
素晴らしい時間に感謝申し上げます。
写真はたねやさんのホームページから使わせていただきました。