炉開き 2
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今年の炉開は善哉を食べ、濃茶をいただき、薄茶は菓子付花月之式にていただきました。
菓子付花月之式は久しぶりでした。普段、花月などの七事式は真剣に淡々とやる事が多いのですが、やはり人と言うのは食べ物に弱く、菓子が席中で食べれると笑顔になり、和気あいあいと花月を行いました。
まだ、お茶をはじめたばかりの若い方からお菓子を席中で食べられる七事式は他は何があるのですか?と聞かれ、三遊之式、雪月花之式、員茶之式などあります。とお答えしました。
江戸時代に書かれた書物に花月は技を学び員茶は心を学び、その中間の且座はその両方を学ぶとあり、菓子が食べれる員茶は下手をすると遊芸になりそうですが、そこは心を学ぶべきだとの戒めがあるようです。菓子付花月之式も菓子に心を奪われずに周りへの気遣いの心を学ばなければならないですね。