髙橋庭園の茶庭についての考え 8 蹲踞
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茶庭といえば蹲踞です。裏千家は右に手燭石、左に湯桶石です。これは裏千家だけです。
江戸初期は湯桶石は左右どちらでも良かった。また、手燭石は無い。江戸中期ぐらいから儒教の影響下で3つの石組み手燭石・手水鉢・湯桶石を重要視する。3つは茶道の置き合わせ水指・茶入・茶碗の三光と同じような考えによるものと推測される。その時は湯桶は右となる。
これは、インドから伝わる浄・不浄の考えからすると右に浄の水が来るのが自然な考えだろう。
昭和の初期まで湯桶は裏千家でも右の写真が見られる。
ただ現在では淡々斎の風興集に記載されている通りに右に手燭・左に湯桶となる。
蹲踞を作る時に大切なのはこの役石がその役割を果たすかどうかです。
・湯桶石はきちんと湯桶・水張桶が乗る大きさか、もし桶が曲げならばそれを傷つけないような滑らかな石なのか。
・手燭石はきちんと手燭が乗る大きさで、表面が平なのか。
・手水鉢は穴の大きさがキチンと露地柄杓の合が入るかどうか。そして人数分の水をすくえる穴の量なのかどうか。だいたいの手水鉢は飾り物なので穴が小さい。茶庭に使えるほどの穴の大きさの石はあまり無く、関西方面に仕入れをする事になります。好みにもよりますが手水鉢は千家流なら自然石が良いでしょう。
御影石で形の彫ってあるものは大きな広間の前なら良いですが小間では不釣り合いと思います。
広間で御影石の手水鉢でも良いと言ってもあまり、装飾的な物を使うとお寺さんの様になるので考え物です。
今日庵の中に四方仏の手水鉢がありますこれは御宗家の格式であるから許される事です。



