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茶会の正客

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茶会の正客を頼まれよくやります。一回の茶会に行けば3席ぐらい回れば一回の茶会で3回の席主、年に15〜20回ぐらい茶会にいけば少なくとも年間40〜60回ぐらいの正客を行います。それゆえに正客をやりたくはありません。ゆっくりと茶が飲みたいものです。皆さん正客をお断りするのが当たり前だという年配の女性が多くございますが、けして美しいものではありません。正客のコツをお伝えすれば自分が茶会の席主をやる事です。これは断言します。

茶会の席主や茶事の亭主をやる事で全ての苦労が分かります。

まず席主になる為に茶の実力をつける事、点前や水屋、茶会の運営の経験。

場所を用意する借りる場所や頼まれた場合、炭が使えるか搬入はどうか撤収の時間や借りた場合の賃料と茶券の収支は合うのか。

そして道具組、これはその人の感性や知識が反映されます。これが良く無いと次に繋がりません。その為に日頃からの道具屋さんとの関係性を築いておく。

今、抹茶が手に入り難い時勢ですが、なんとか数百名分の抹茶を用意できるかどうかの繋がり。ネットでヤフオクやメルカリで買うのは稽古道具は良いですが人前に出せる道具はやはり良い道具屋さんとの繋がりが必要です。

茶会の客の集客も必要となり、社中のお点前の稽古、当日の花、日持ちのしない菓子の手配などなど席主をこなさなければ分かりません。本当に大変なのです。その裏の気持ちを分かっている人でなければ良い正客とはなり得ません。

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