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海外での禅

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昨年、フランスでガーデナーと禅について話す機会がありました。日本人なので彼らよりは禅について理解していると思っておりました。しかし、彼らの話す禅は日本人が理解している禅とは違います。仏教と切り離れている感じがしました。

宇宙と自分が一体だとか、瞑想だとか、とてもスピリチュアルです。そのことについて日本に帰って来てからとても考えており、1950年頃にゼンブームを広めたアラン・ワッツの本を読んで見ました。そこで目から鱗が落ちました、どうやらフランス人ガーデナーの言う禅はインド哲学の考え方のようで後に仏教にも入り込んでいるインド哲学が海外では禅として広まっているようです。

海外ではインドを植民地にしていたり、文化の交流していた国々の考える禅は全く違う物でそれを理解しなければ海外での禅は違う物と思ってしまいがちですが、実はさらに深いインド哲学が入り混んでいるようでした。

枯山水の庭をゼンガーデンと欧米では言います。これは1936年のブルーノタウトの本で龍安寺の石庭が禅を象徴する物として写真が載った事によります。

それまで禅🟰石庭ではありませんでした。それ以降禅を分かりやすく視覚化したのが石庭となって行きました。

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