海外の鳥居
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ハッセルト日本庭園の入り口には鳥居があります。だいたい海外の日本庭園は鳥居が入り口にあります。どうしてこのようになったのか、理由は19世紀後半の万国博覧会にて明治政府がパビリオンを出展した際に鳥居や太鼓橋を設置した事によります。この頃に欧州ではジャポニズムのブームがおこります。
明治政府は廃仏毀釈を推し進めていた頃です。それが日本庭園の象徴となりました。もし鳥居が無ければ東アジアのパビリオンの差が海外では分からない事でしょう。日本人ですと中国、韓国、日本の街並みや寺院の違いはなんとなく分かりますが欧米では分かりません。日本の象徴として鳥居が必要だったのでしょう。太鼓橋も日本庭園の象徴です。これはモネの「水蓮」でも描かれており、ジャポニズムが広まっていった事が分かります。



