老師様のお話し 松風
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松風について話しになりました。湯が沸き立つ釜の音を松風と言います。連客の老師様が松風会という宗派の垣根を超えて仏法を学ぶ会の話しをしてくださいました。釜の中で水からお湯になり沸くように、人も内部からわきあがる心から学ぶ気持ちなどが出て来る。
それを聞いて、ある事を考えました。
最近は掛軸の意味を聞いて来る若い方がいます。どう答えたら良いやら困る事があります。意味は人によって違うものです。
もしかしたら意味は無いのかも知れません。碧眼録や臨済録、詩経を説明してもそれは本当に自分自身が理解しておらず説明を聞いたり読んだりしたのみです。
困難に立たされると掛軸の言葉がスッーと入って来る事があります。その時にその掛軸の意味が理解する心が沸き立つのでしょう。