暁の茶事 炭手前
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暁の茶事といえば特殊な炭手前です。炭斗を持ち出し、初炭の要領で釜を上げます。この時に下火が埋火になっています。巴半田を持ち出し下火を取り出し底取りで細かな炭を取り上げます。この所作は七事式の廻り炭です。つまり廻り炭は暁の茶事の稽古にもなります。
このあとに炉中を整えます。普段から炉を扱っている方はとくに問題は無いですが、これも七事式の廻り炭の所作になります。
炉中が整ったら下火を下ろし、巴半田を水屋へ灰を撒いて炭斗の炭をついでいきます。
香を炊いたら香合を拝見に出します。裏千家は三つの練香を三角錐の一つにして入れますが、表千家では三つの練香の二つをついで一つ残して拝見に出します。