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茶事の懐石

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写真のお節は初釜で友人が作ったものでおそれ入ります。とても美味しくそこまでやるかとおもてなしの真髄を垣間見えました。

茶友の茶事にお呼ばれしますとだいたいは亭主みずから作った料理が出て来ます。最近は亭主自ら作った重菓子が多くなって来ました。やはり亭主自らの料理がなんといってもご馳走です。なぜかその方が胃が満たされる感じがします。理由は分かりません。

師匠の茶事の稽古でも水屋方は料理を作ります。それゆえに茶事と言えば料理を作るものだと思っていました。師匠から味噌の分量やお米の炊き方、加減酢の作り方、刺身の切り方などを教えていただきました。

茶の湯を始めたばかりに先輩が私に「髙橋くん、最近とっても良い鰹節削り器を買ってそれで出汁を取るととっても美味しいんだよ、それで茶懐石を作るととっても良いんだ」と言われ驚きました。

先輩は裏千家学園を卒業されてお弟子さんもたくさんいらっしゃる先輩です。その先輩が嬉しそうに鰹節削り器の話しをされていて茶の湯は深い!当時は、そこまで茶の湯は学ばんといかんのか!と恐れ入った記憶があります。

 

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