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後炭

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茶道の稽古に行って自分の順番を待っていると、師匠より「髙橋くん、後炭でもしよっか」との事でした。たまたまブログにて炭点前の事を書いたばかり、後炭は好きな稽古でもあります。

まずは釜を上げた時に下火を見て、どのようにするかを考えます。胴炭がかなり残っていたら、火箸で尉を落とし火箸で割り真ん中に集める。逆に炭が残って無い場合は冷や汗が出ますが種火を真ん中に集め炭を注ぐ時に割ギッチョの角を種火の火力のありそうな所に向けて、炎が管炭を通り中心に集まるようにして炭をついで行きます。

そのように考えを巡らせます。稽古の場合はあまりシュンシュンと湯が沸かずに静かに鳴っているぐらいを理想として注ぐのですが、後炭の稽古の後は自分のついだ炭が上手く行っているか耳を大きくして聞いてしまいます。

通常のお点前なら終わったら、一息つけますが、炭手前の後はずっと気が抜けません。

点前なら30分ぐらいで終わるでしょうが炭手前なら稽古中ずっと終わりません。今どきの言葉で言えばタイパが良いとでも言いましょうか。

稽古中ずっと炉中では稽古が続いている。

稽古が終わって釜を上げた後に炭がどのように残っているかを見るのがたまりません。

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