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茶筅供養の茶事6

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懐石が終わり、中立です。今回の場所は鎌倉と言う事もあり、腰掛に座っていると静かで紅葉が綺麗でした。

ある方から「中立はどうしてするのですか」と質問されました。僕の答えは「理由は簡単で主にトイレ休憩です」とお伝えしました。茶事の懐石は汁物が多いと言う事です。

1くみ出し

2汁

3汁替の汁

4煮物椀

5小吸物

6湯桶と香の物

水分が多いです!

僕が茶事をする時は水分を少なめにして出してます。

中立が無ければトイレに行くタイミングを逃してしまい、濃茶の途中で席を立つようになるやもしれません。

昔の広い茶庭なら雪隠(せっちん、トイレの事)があります。昔から中立はトイレに行ったのでしょう。

今も大きな茶庭には水洗トイレがついている場所もあります。

また、昔の雪隠を作っている茶庭もありますが、飾りなので実際に使っている人を見たことはありません。

これは個人的な意見なのですが、茶庭に水洗トイレがあってもトイレでの音が連客に聞こえやしないかと、女性の方は心なのだそうです。

それならば茶庭には水洗トイレを造らずに室内のトイレに順番で行った方が安心すると思います。

いよいよドラの音が大小大小中中大と鳴り響き中立が終わりをつげ、後入となりました。

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