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蹲踞(つくばい)の役石 2

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昨日の続きですが、これがさらに時代が下りて来ると1827年発行の「石組園生八重垣伝」には役石の手水鉢、手燭石、湯桶石がセットになっています。という事は元禄七年1694年〜1827年の間、およほ130年の間に蹲踞の役石の定型形が作られたようです。

しかも、「石組園生八重垣伝」に書かれているこの役石の内容は

「蹲踞手水鉢品々有りといえども此真の図の姿をもって略しうねりて造る今それ石の法は先手水鉢を霊石とし手燭石を奇脚石となし湯桶石を心体石とし三つ組なり
前石は飛石の法ふみ初石を前足とし石の風体にしたかひ臨機応変の沙汰にまかすと知るべきなり」

なんか難しい事が書いてあります。五行石と言われる。陰陽五行の考えが取り入れられているようです。江戸時代らしい考え方です。

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