朝茶事
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炭手前になり、亭主が炭斗を持ち出しその後、普通なら灰器を水屋に取りに行くのですが、そのまま炭手前が始まりました。「もしや」その感は当たりました。炭所望です。気持ちの準備が出来ておりませんでした。さらに風炉の茶事の炭は難しい。踏み込み畳まで行き座り帛紗を腰に付け灰器を持ち風炉の前まで進みます。下火を見て炭の注ぐ隙間などを考えます。下火に炭があまりに近いと炭の温度が上がらず少し開け空気の通り道を作ります。ギッチョと割ギッチョを注ぎます。この割ギッチョがなぜ炭斗に入っているかと言うと、割ってある角に火がつき易いので火付けの役割をはたします。管炭を注ぎます。管炭は炎を中央に集める役割をはたします。枝炭、これを火を着ける為の思っている方も多くいますが、胡粉を塗ってあるので燃えません。稽古の終わりに釜をあげて炭を取る時残ってます。点炭をついて後掃で灰器を一膝避けて左立ち足で乙回り踏み込み畳に座り灰器を置き、帛紗を置き席へ戻りましたが、炭が上手くつくのかとにかく焦りに焦りました。パチパチと炭が音をたててくれたので一安心です。