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茶庭を露地と呼びます 1

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茶庭を露地と呼びます。かなり露地に詳しい庭師さんなどは、法華経の譬喩品第三の三車火宅の譬えから露地と言われるようになったと知ってるかたもいらっしゃいます。

さて、それをさらに詳しく申しますと露地と呼ばれるようになっていくのは、17世紀後半の

南方録や喫茶又録に露地と書かれてからです。それまでは路地と呼ばれていました。なぜ法華経の世界と茶庭が結びつかのかと申しますと、この南方録や喫茶又録を書いた立花実山という人物の背景から考えなければなりません。

かつては南方録は利休の言葉を書き記した物だと江戸時代から戦前ぐらいまではそのように考えられていました。

しかし、南方録の内容を見ていくと利休時代にはまだ日本に伝わって無いことなどが書かれており、江戸時代に入ってから書かれたと推測されます。

 

続きは明日へ

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