追善茶会3
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続いて広間で薄茶席です。釣釜で向切、釣釜の鎖が唐物で華やか席でした。床には軸がニ服かけられていて「夢」「幻」と一字づつ書いてある物でした。
それは信長が好んだと言われる幸若舞の敦盛の一節にちなんでおります。「人生五十年化天の内をくらぶれば夢幻の如くなり」追善の茶に相応しい軸でした。正客の茶碗はノンコウの黒で大振りでした。広間から見える桜が亡くなったご主人が愛した桜だそうで昨年の3月に亡くなり出棺の時に桜が咲いたそうです。こちらの地方で3月中旬に桜が咲く事はないけどそうです。その時に咲いたとはご主人を桜が見送ったようです。今年の一周忌の茶会では一羽のモンシロチョウが飛んで来ました。ご主人が見に来られたようでした。