夜咄10
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外腰掛には莨盆と円座と手あぶりが用意されておりました。しばし、トイレ休憩を順番でして外腰掛でお話しをしながら待ちます。夜咄では空を見ると星が綺麗で静寂こそがご馳走だと思いしります。現代では忙しい日々に追い立てられています。とくに東京は時間が慌ただしい。時を忘れる事の大切さを実感します。チーンとカンショウが鳴ります。五点打ちです。裏千家は昼はドラ夜はカンショウを鳴物で使います。他の流派で逆と言う流派もあります。それを考えると、とある本やとある裏千家の茶人が陰陽五行を引き合いに出し、昼は陽だから丸いドラを鳴らすなどのうんちくは、全くちがうと言う事が分かります。自分の流派のみで茶を分ったつもりになってしまっている方もいます。自分も分ったつもりにならないように気をつけたいものです。