サザンカ 山茶花
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サザンカの花の蕾が少し膨らんでいました。例年より小さい。ツバキとサザンカの違いですが、庭師が見るとすぐ分かるのですが、しいて言えば葉っぱがサザンカの方が小さくて葉に光沢が無い。ツバキは光沢があります。花はサザンカは花びらが一枚づつ落ちますが、ツバキは花がごそっと落ちます。昔、武家ではツバキはその花の落ち方から首が落ちるとの縁起を担ぎ庭に植えないとも言われていたそうです。ツバキを茶席に生けるのは、どうやら中国の言い伝えにツバキは常緑で数千年の時をへた植物で不老の意味があったそうです。炉開きに白玉(初嵐)を使うのは炉開きでは火を炉に入れるので火伏せ(火災の厄除け)の意味で白らしいです。赤の火を意味するツバキより白だそうです。