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茶話指月集

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ひさびさに茶話指月集を読みました。

これは宗旦の高弟の藤村庸軒によって書かれ、それ元禄十四年(1701)に娘婿の久須見疎安によって出版されたものです。

内容は千利休の逸話が多く書かれております。

この茶話指月集の利休の逸話は利休没後の百年に利休ブームがあった頃の話しで、真実や史実と言うより、利休を聖人化した寓話のような書き物です。

有名な朝顔の逸話や庭を造る時の心構え「樫の葉のもみじぬからに散り積もる奥山寺の寂しさ」の話しなどか載っております。

この時代は没後百年の利休が聖人化され、色々な書物が出版されて時代です。立花実山の南方録など

元禄時代、利休は聖人化されて、伝説は出来上がっていったのだと思います。

 

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