出光美術館 茶の湯の床飾 3
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虚堂智愚の墨跡です。
なんもと言えない上品な字とバランス、本当に素晴らしいものです。
ご存知だと思いますが、虚堂智愚は南宋の臨済宗の僧であり南浦紹明の師匠でもあります。南浦紹明は日本から入宋の僧で茶の湯の原型である台子を持ち帰ったと言われています。(台子について、あくまでもいい伝えであり、学術的には台子は別な成り立ちをしたと言われていますがここでは省略させていただきます。)
この南浦紹明の弟子が宗峰妙超であり、大徳寺の開山の大応国師です。
虚堂智愚が臨済宗は日本の臨済宗の法系のもとになっているそうです。
素晴らしい物を見ることが出来ました。
ちなみに茶名の宗名は宗峰妙超から頂いている名ということだそうです。
武野紹鷗は南浦紹明から紹の字をいただいているようです。