建仁寺垣の造り替え10 竹を割る
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洗った太竹を割ります。いろんな道具があるのですが今回はナタを使って割りました。
竹は割る方向があり、押縁を割る時は、ナタを縦にして端に当てて竹の枝が出る場所を横にして割ります。そうすると取り付けた時にまっすぐ見えます。
一番上に笠木として取り付ける竹はナタを縦に竹の枝が出る場所を上下にして割ります。
そうすると割った割口が真っ直ぐに見えます。
どちらにしても割る時はナタを端に当てて少し押し進めて割り、少し割れたら地面に寝かせて割れている上を引き上げると割れます。
この時に真ん中からキチンと割れるように竹をひっくり返したりして真ん中で割れるようにします。
慣れると簡単で気持ち良いのですが、最初は難しいてわす。
普通は竹が長いままで割る事が多いのですが、今回は押縁の竹を1m80cmの長さで取り付けます。
なので運搬する際に材料屋さんで短く切ってから運びました。
その理由として東京の警察署では、長い竹を運ぶ事を厳しく取り締まっていますので短く運ぶと許可を取らなくても良いので竹を短くして運んで来ました。