新着情報

カテゴリー:

正客の譲り合い

  • ブログ

お茶会の「お茶あるある」のお決まりですが席入する前に正客の譲り合いをします。

これは「お茶あるある」かと思いきや実は、中国の明代の食事の礼法にはすでに食事する前に別室に集まり、宴会する部屋へ入る際に、正客を決めるのに譲り合って時間をかけるのが礼法とされていました。現在もその名残りが中国にあるとの事です。

明代と言えば足利義満が日明貿易で繋がった頃で金閣寺などでの会所の茶の始まりの時期です。明からの礼法が伝わり、現在も正客を譲り合って進まないのは文化の名残りを感じることができます。

しかし、席主の方からすると悩ましい事ではあります。

 

ページトップへ戻る