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茶会の準備で茶を漉しています。人数も少ないので小さな茶漉し器で茶を漉しています。竹のヘラの物です。これ以外に大人数ですと、お菓子の粉を漉す器具などをさまざまな漉す道具を使い分けています。人数が少なければ竹ヘラで漉すのが1番良いようです。金属の球が入っていて振るだけの物もあるのですが静電気がつくようで棗に茶を張る時に茶杓から静電気で棗の壁に吸い付く事があります。それゆえに人数が少なく100gぐらいなら竹ヘラで漉しています。そのぐらいなら同じ抹茶を3度漉すようにしています。

これは先輩が暗い茶室でも濃茶が綺麗に練れるようにと教えてくれました。3度漉すと濃茶を練る時に柄杓から湯を入れると抹茶が「サーッ」と溶けていくように湯と混ざって行きます。この不思議な感覚を知ったので3度漉すようにしています。