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春の茶道具展にお伺いしました。楽焼を中心に取り扱う道具屋さんなので楽茶碗について馴染みの店員さんと話し込んでしまいました。

特に了入の火前印の茶碗の土についてです。火前印の土は荒いようで、おそらく長入や宗入時代に集められていた土だと思います。という事は土が見えない総薬の了入以前の楽焼の土はこのように荒っぽいような土だったのかと思いました。

了入は後に中印、隠居印とあり、その土は白っぽくなります。大きな変化があります。なるほどなぁと実際に手にとって見ないと分かりませんね。

茶席もありご盛会でした。

普段着のラフな格好で入ったので詰に陣取って座りました。

後から入られた着物のご婦人が正客をされておられました。私は普段は正客ばかりなので、話を聞きながらのんびりと茶が飲めるのは本当に気楽でした。