遠州公の美意識
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遠州流の討論会にお伺いしてたくさんの学びがありました。
朝廷側の後水尾天皇や近衛信尋と幕府側の徳川秀忠、家光そして松花堂昭乗の関係性。
遠州がそれまでの侘び茶から朝廷風の装飾や和歌を取り入れた茶風など、幕府と朝廷の橋渡しする立場上、朝廷風な文化にたくさん触れる機会が多くあったようです。
過剰とも言える装飾は町人の侘茶から武家が朝廷と交流する為に必要な綺麗な茶風が必要だったと理解しました。
この綺麗は遠州の形であり、千家の茶風とはまた別と理解せねばならないと肝に銘じました。
そこで遠州流の庭を作る庭師の作り方に合点が行きました。