鈴木宗保先生
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鈴木宗保業躰先生の本を再読しておりました。過去に何度も読んでおりますが、読み返すとまた新しい発見があります。例えば、懐石の小吸物は野菜の出汁が良いなど。
再読した理由として現在、調べている裏千家の東京の茶庭についてです。淡々斎が設計に関わった庭として古い庭が植治作の長尾欣也邸があげられます。実質上は甥の岩城千太郎の作庭
その時代の長尾欣也と淡々斎、鈴木宗保の関係を調べております。
鈴木宗保邸は植治の甥の岩城造園が作庭、その特徴として庭に砂利を敷くと言う事です。それが戦後の千代田区二番長の東京出張所に顕著に表れ、それを初釜で東日本の教授以上の先生方や東京の直門や好日会の方々の目にふれ鞍馬石とサビ砂利敷きと常緑樹の庭が広まって行ったようです。それが深く設計に関わった淡々斎の好みであったのか詳しく調査していきたいものです。