釣釜の季節の茶事
- ブログ
この時期は、なんといっても茶飯釜の茶事ですね。釣釜で行われる茶事ですからこの季節に多く催されます。
毎年、いろいろな方よりお呼ばれして参加させていただいております。
茶飯釜の茶事の日は朝食を小食にして出かけます。
今年の茶飯釜は席入が早かったので何も食べずにお出かけしました。
そうしますとお米の美味しさが格別でした。亭主様が宗徳釜で炊いたお米と水屋にて土鍋で炊いたお米を両方用意てしてくださり、味の違いを体験させてくださりました。
正客を務めましたが、連客も美術商の方などがおりましたので面白話も聞く事が出来ました。
茶飯釜は決まりが無いので亭主の茶人としての力量が試されます。
それゆえにとても難しいです。楽しみ過ぎると無茶になってしまいますしキッチリやり過ぎると面白味が無くなる。
茶事の数をこなす事で初めて見えて来る草の茶事です。
いつも思いますが、釜で炊く米の味は最高です。
道具の取り合わせも草の取り合わせと言う感じです。