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暁の茶事 9 後入

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中立から後入です。初入では蝋燭の灯りを頼りに席入をしましたが、後入は朝焼けの太陽を浴びながら席入です。

蹲踞の石灯籠の灯りは消えていました。

席入すると壁床には椿と蹲の信楽花入とまたなんとも侘びた風情、濃茶が始まり茶事のクライマックスを迎えます。

なんとも贅沢な朝でしょうか。

その後、薄茶に移り場はりみんな談笑して和やかな空気に包まれました。

最後に亭主に礼を述べ、徹夜で準備した水屋の方々にお礼を伝えてくださいと述べて帰路につきました。

暁の茶事は正午、夜咄、朝茶事、をこなした者でないとたどり着けない究極の茶事でした。

よく「夜咄で茶事はあがりそうろう」と言われますが暁はその上を遥かにいっています。

 

 

 

 

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