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月と護国寺

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月窓軒や月光殿など、護国寺には月にまつわる名前の茶室があります。

月光殿は主殿造となっており、茶室とは思えませんが、高橋箒庵はここで数々の茶会を行っていたそうです。

さて、月と高橋箒庵の関係ですが、

高橋箒庵が分断された佐竹本三十六歌仙で手に入れたのが

源順(みなもとのしたごう)です。

この時に書かれていた歌が

水の面に 照る月なみを数ふれば 今宵ぞ秋の最中なりける

の歌です。これにより月の名を茶室につけるようになったようです。

月窓軒には丸い大きな手水鉢があり、これに月を照らして見るという風情になっているそつで、こちらに柄杓をひくことは無いそうです。しかし、月が手水鉢に写るのは午前1〜2時ごろとの話しです。

ちなみにお菓子の最中の語源は源順のこの歌から、ネーミングされたそうです。

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